【ビタミンB6欠乏による貧血?】
ビタミンB6と言えば、神経伝達物質の生成や、糖新生、ヘモグロビン合成に欠かせないビタミンです。そのため、不足すると、けいれん、うつ、低血糖、貧血などの原因になります。
また、B6欠乏で舌・口唇・口角の炎症がみられることがありますが、これらはビタミンB2の不足時にも現れます。末梢神経障害は、ビタミンB6欠乏と同時に、ビタミンB1欠乏による症状かもしれません。
ビタミンB6欠乏に起因する貧血は、へム合成の阻害によって引き起こされます。ヘム合成の初期の段階でB6は、必須のビタミンです。
鉄やビタミンB12や葉酸を補ったり、炎症が回復しても貧血が続く人は、ビタミンB6欠乏も考えましょう。
タンパク質不足も貧血になりやすくなります。
年齢とともに血漿中のビタミンB6濃度が下がるので、高齢者は欠乏症に注意です。しかし、これが摂取量によるものなのか,必要量の増加を意味するものなのか、あるいは加齢による臓器間分布の変動や代謝の変動によるものなのかは明らかになっていません。
血液検査でALTが一桁の人は、ビタミンB6不足かもしれません。
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