風邪をひいた時にヒトが発熱するのは、免疫力をあげてはやくウイルスを撃退するため。漢方薬は、それをお手伝いしています。
つまり、自己治癒力を鼓舞(こぶ)しています。
必要があって発熱しているのに、安易に解熱剤を使ってはいけません。ウイルスが増えてしまいます。
さらに、麻黄湯(まおうとう)、葛根湯(かっこんとう)、小青竜湯(しょうせいりゅうとう)、補中益気湯(ほちゅうえっきとう)などの漢方は「抗ウイルス作用」があり、いろんなところに作用することがわかっています。
わたしは栄養と漢方を併用しています。
インフルエンザウイルスに感染する過程で、漢方薬・生薬はどのように効いているのでしょうか?
麻黄湯(まおうとう)や葛根湯(かっこんとう)の成分である桂皮には、ウイルス感染に対して、ウイルスRNA合成を阻害するなどの働きがあり、濃度依存性に抑制効果を示します。
麻黄湯や葛根湯に含まれる、桂皮と麻黄には図ような効果が確認されています。
鼻水が出るときに使われる小青竜湯(しょうせいりゅうとう)は、気道内のIgA産生を増やしてくれます。
栄養では、ビタミンC、ビタミンD、亜鉛などが不足しやすいので注意しましょう。
栄養と漢方を併用した感染対策を。
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