小江戸川越といえば「さつまいも」
食物繊維 が豊富に含まれているため、便秘、下痢などの人にもおすすめ。「腸活」になります。
「乳酸菌」を増やし、乳酸菌が水溶性食物繊維を利用して、短鎖脂肪酸(たんさしぼうさん)を作ってくれます。
短鎖脂肪酸(酪酸やプロピオン酸)は、宿主の代謝にエネルギーを提供し、胃腸のpHを低下させることで病原微生物の増殖を阻害し、それによって腸内環境を整え、糖尿病、肥満、癌、炎症、免疫不全の治療に役立ちます。
実験では、20 分間、さつまいもを蒸すと、水溶性食物繊維の増加が最大になりました。
短鎖脂肪酸である酪酸は結腸細胞にエネルギーを提供し、ムチンの生成を増加させます。
また、プロピオン酸は、結腸で吸収された後、主に肝臓代謝を介してエネルギーとして使用されます。
肝臓と血漿中の脂肪酸含有量を低下させます。
プロピオン酸と酪酸は両方とも、満腹感を調節し、食物摂取量を減らし、肥満を防ぐための腸内ホルモンの生成を誘導します。
研究によると、これらは、炎症性腸疾患、肺がん、壊死性腸炎に対して抗がん作用や抗炎症作用を及ぼす可能性が示唆されています。
さつまいもには、ポリフェノール、多糖類、アントシアニン、β-カロテンも含まれています。
Effects of Steaming on Sweet Potato Soluble Dietary Fiber 2023
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奥平 智之
日本栄養精神医学研究会 会長
医療法人 山口病院 副院長
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