【食事をとるという行為で熱が産生される】
食事をとるという行為で熱が産生されます。また、食事を摂ると、体内に吸収された栄養素が分解され、その一部が体熱となって消費されます。
このため、食事をした後は、安静にしていても代謝量が増えます。
食事による熱発生の主な要因は、「食事のエネルギー含有量」と、「タンパク質」「糖質」「脂質」の割合です。
※食事誘発性熱産生(DIT :Diet Induced Thermogenesis)
=食事による熱の産生。
※脱共役タンパク質(UCP)1とは?・・・褐色脂肪のミトコンドリアにあります。交感神経の亢進などにより活性化。酸化的リン酸化を脱共役してそのエネルギーを熱に変換。「UCP1による熱産生」が個体レベルでのエネルギー消費や体脂肪量の調節に関与しています。
【高齢者】
〇高齢者+下半身の冷え=八味地黄丸(はちみじおうがん)
・・・温めるシナモン(桂皮)・ブシ(附子)が入っている
・・・下半身優位の冷え、頻尿、腰痛、耳鳴り、目のかすみ (胃腸は弱くない)
〇症例:交感神経優位の高齢者:気逆の患者さん
① 血圧上昇
② 血糖上昇(エネルギー必要)
③ 活性酸素発生➡尿酸値⇧
④ 便秘
⑤ 頻尿
⑥ 不安
⑦ 不眠
・・
※血圧低すぎ➡一過性虚血発作(TIA)、動悸、お血(冷え)
〇交感神経過緊張の患者さんに
➡柴胡加竜骨牡蛎湯(さいこかりゅうこつぼれいとう):ツムラは大黄なし(実証でなくても使うことができる)
《使い分け》
① 柴胡加竜骨牡蛎湯:ドキドキ:心配、不安、緊張:(肝)
② 黄連解毒湯:ドックン:のぼせ、怒りっぽい:(心)
③ 加味逍遙散:イライラ、落ち込み、訴えがあーだこーだと逍遥
〇はちみつの活用:はちみつ生姜湯、はちみつレモン
ハーブティや漢方に、はちみつを加えてみる
・寝付きが悪い人
・夜中パチッと目覚めてしまう人
・眠りが浅い人
・朝スッキリ起きられない人
寝る前にすすめています。
(はちみつ大さじ1くらい)
例:甘麦大棗湯+はちみつ
あと、日中忙しくてお腹空くのも忘れてしまう人には(交感神経優位でフル活動)、水筒に作っておいてチョコチョコ飲むのをすすめています。
奥平智之先生の薦めるクローブ水。はちみつと相性いいですし、生姜(あるいはスパイスのジンジャー)入れてはちみつ入れるとスパイシーになります。もちろんそこにレモン汁入れても。
アレンジ自在です まとめて作っておくときは『すんなり飲める濃さ』を指標にしてもらっています。
すんなり飲める≒吸収されやすい 可能性も・・・
『今は過去の結果。今は未来の原因。』
漢方専門医の大田静香先生の講義、わかりやすく、内容も面白い。とても勉強になりました。
第55回埼玉若手漢方医会2021.2.18 「日常臨床における栄養療法と漢方治療の工夫」 大田静香先生講義 開催報告
閉会の辞 ファミリア治療院院長 皆方英樹先生
開会の辞 高倉鍼灸院 戸部文恵先生
Dr.奥平智之 ホームページ
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