①運動パフォーマンスの向上
②脂肪代謝を高めてグリコーゲンを節約
③痛みの知覚を軽減
女性を対象としたレジスタンストレーニング研究では、カフェイン(6 mg/kg)が筋力パフォーマンスの向上に効果的です(Goldstein ER, et al. Caffeine enhances upper body strength in resistance-trained women. J Int Soc Sports Nutr. 2010;7:1–6. )。
カフェインは脂肪代謝を増加させることで筋グリコーゲンを節約するため、有酸素運動のパフォーマンスに効果があります。カフェインは痛みの知覚を軽減することも知られており、あらゆる種類の運動の前に役立ちます。
3~9 mg/kg の用量を運動の 60 分前に摂取するとエルゴジェニック効果が得られます(Graham TE. Caffeine and exercise metabolism, endurance and performance. Sport Med. 2001;31(11):785–807.) 。
※エルゴジェニックエイド(Ergogenic Aids)・・・・ergo(仕事量)+genic(生み出す)+Aids(ためのもの:目的) エネルギーを生み出したり、疲労を回復させて運動能力を向上させたりするもの。
摂取することで、スポーツの体力増大が期待される食品・栄養成分などの総称。
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奥平 智之
日本栄養精神医学研究会 会長
医療法人 山口病院 副院長
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