AGEsってきいたことありますか?美容の敵となる「老化促進物質」です。
終末糖化産物(Advanced Glycation End Products)のことで、
タンパク質の糖化反応(メイラード反応:ホットケーキがこんがりきつね色に焼ける等)によって作られます。
炎症、酸化につながり、老化(エイジング)の原因になります。
🐹「糖化」は体の焦げ
🐹「酸化」は体のサビ
🐹「炎症」は体の火事
例えば、皮膚のコラーゲン同士を結合させ、弾力性を低下させ、肌のシワやタルミの原因になるなど・・・
AGEsの増加は①経口摂取と②体内における生成によります。
「揚げる、ローストする、焼く」でAGEsは、増えます。なので、「ゆでる、煮る、蒸す」がおすすめ。
タバコや糖質過多はAGEsを増加させます。
糖質は控えめに、ビタミンCなど抗酸化力のある食事がいいです。
ビタミンC(野菜)やビタミンE(ナッツ類、オリーブオイル)、フィトケミカル(①ポリフェノール、②カロテノイド)など抗酸化力のある食事を心がけましょう。
①ポリフェノールとは、ブルーベリーなどのアントシアニンや、大豆イソフラボン、玉ねぎなどのケセルチン。
②カロテノイドは、ニンジンやしそなどのβカロテン、そしてトマトなどのリコピン、赤パプリカや赤トウガラシなどのカプサンチン。
➡抗酸化力を高めるには、特定の野菜ばかり食べるよりも、ビタミンC・ビタミンE・フィトケミカルを含む様々な野菜を組み合わせて摂ると、さらに効果的。
フィトケミカルは皮の部分に多いので丸ごと食べるとよいでしょう。
AGEsは、AGEs受容体に結合して、ミクログリアの活性化やNF-κB を主体とした「炎症反応」を引き起こします。
AGEsは、老化だけでなく、統合失調症の合併症のリスクを上げたり、慢性炎症により鉄欠乏女子(テケジョ)の回復を妨げることがあります。
図:新井誠ら, カルボニルストレス代謝障害と統合失調症, 日本生物学的精神医学会誌26(1):27-33,2015
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「メンタルヘルスは食事から」 日本栄養精神医学研究会 奥平智之 作成
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