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執筆者の写真奥平智之

疲れやすい?:副腎疲労とビタミンC


様々なストレスによる慢性的な活性酸素の生成(=酸化ストレス)は、細胞を傷つけ、慢性炎症(小さな火事)につながります。


くすぶっている火(からだの炎症)を消すために、副腎からはコルチゾール(=副腎皮質ホルモン)が分泌されます。

このホルモンは、うつ、慢性疲労、低血糖や低血圧にならないようにリカバーしてくれます。

ココロや体のストレスを緩和してくれるホルモンですが、長期にわたり酸化や炎症などの過度のストレスが続くと、副腎が疲弊して、分泌が悪くなってきてしまう人がいます。


このような副腎機能の低下、そして、潜在的な副腎機能低下の人も含めて、広く「副腎疲労(ふくじんひろう)症候群」と言う概念が使われることがあります。


副腎が疲れてくると、カフェインや糖質を余計とりたくなるかもしれません。

「血液栄養解析を活用!うつぬけ食事術」P56 

副腎が疲れてくると、いわゆる「疲れやすい体質」になってしまいます。

あなたのストレスの原因は何でしょうか?


精神的ストレスや睡眠不足、糖質過多、喫煙など原因を減らしながら、ビタミンC、ビタミンA(カロテノイド類)、ビタミンE、オメガ3系脂肪酸、セレン・亜鉛などのミネラル、ポリフェノール、コエンザイムQ10などの抗酸化力を高めていくことが大切です。

特にビタミンCは大切。

ビタミンCは、カテコールアミン(ドーパミン、ノルアドレナリン、アドレナリン)をつくるのに必要です。

生成過程の酵素であるチロシンヒドロキシラーゼ(TH)及びドーパミン-β-ヒドロキシラーゼ(DBH)の活性化に補因子として必要です。

また、ビタミンCは、加齢に伴って減少していきます。

① ビタミンCと言えば、レモン、赤・黄ピーマン/パプリカ、ブロッコリー、ゆず、カリフラワーなど

② ビタミンEは、アーモンド、モロヘイヤ、アボガドなど

③ カロテノイド類は、βカロテン(にんじん、小松菜、シソ)、リコピン(トマト)など

④ ポリフェノール類は、カテキン(緑茶)、アントシアニン(ブドウの皮、ブルーベリー)、セサミン(ごま)、クルクミン(ウコン)など・・・ですね。

⑤ 他にも、ケルセチン(玉ねぎ)とかも・・・大切。

詳細「奥平式うつよけ簡単レシピ」P49

抗ストレスホルモン(コルチゾール)を無駄使しない、副腎に負担をかけないためには、抗炎症・抗酸化対策が大切です。


これは、ストレスに強いココロやからだをつくるためだけでなく、美容においても大切です。

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